みかんの執事

みかん執事のひとり言。

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鳥獣害ともののけ姫

f:id:kriatenluciana:20230128174740j:imageどうもみかんの執事です。

近年、山間部の農家は猪や鹿による被害に悩まされています。

私たちの地区は猪の被害があります。そのような対策として、トタン板や金網で畑を囲ったり

電気柵で畑を囲ったりします。

私の園地は電気柵で囲っていますf:id:kriatenluciana:20230128175649j:image
f:id:kriatenluciana:20230128175637j:image以前私の娘が、お父さんは猪さんをいじめている!山はみんなの物!たくさんみかん🍊があるのだから少しくらい猪さんに分けてあげて!

と、怒られた事があります。

娘に言われると胸が痛いです。

しかし、食べるだけならまだ許せます。そこは野生動物です。みかんを食べる為に木をへし折り、みみずや芋を食べる為に重機を使ったような穴を掘り、通り安いように石垣を崩します。

鹿に至っては葉や芽を食べるのでみかんが出来ずに畑が壊滅状態になるのです。

以前私は、昼間収穫中に迷い込んだ大型の猪に遭遇した事があります。

人間を威嚇しながら畑を走り回る猪はさながら祟り神に成り果てた乙事主様のようであったのです。

鳥獣害被害は私たち農家にとっては死活問題です。この問題はここ20年くらい前からの問題ですが、それ以前はなかった問題です。

以前は野生動物は山の奥地、人間は里山といった住み分けが出来ていたのでしょう。

やはり原因は人間にあると思います。猪などは家畜として飼われていた猪豚が解放され野生の猪と交配し子供をたくさん産むようになり、里山との区別などは知らない世代なのでしょう。

猟師の数も減り、野生動物が恐る存在が少なくなったのでしょう。

ジブリもののけ姫というアニメ映画はとてもメッセージ性のあるいい映画です。主人公のサンとアシタカ、それに対抗するエボシ御前。それぞれの立場に理由がありどちらが正しいとは言えないのです。

以前のように山の住み分けで共存していた時代が羨ましいです。

これからの時代はさらに農業人口が減少してもっと深刻な問題になるでしょう。次なる若手農家の為に良い解決策があったらいいと望みす。

 

今回は鳥獣害問題について考えてみました。どうもおつきあいいただきありがとうございました。🙏