みかんの執事

みかん執事のひとり言。

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有機農法、自然農法、慣行農法を分かりやすく説明!

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はじめに。

私達の食を支えている農業には、いくつかの栽培方法があります。

各栽培方法ごとに特徴があり、共にメリットとデメリットもあります。

だいたい現在行われている農業には、「慣行農法」「有機農法」「自然農法」と大きく3つの農法に区別できます。

今回はこの3つの農法にスポットを当て、分かりやすく説明していきます。

 

慣行農法。

慣行農法とは、今現在主流で行われている農法です。

適切な管理の下で、有機肥料や化学肥料を組み合わせ、病害虫が発生すれば化学農薬で対処する農法です。

栽培方法も確立されていて、大量生産が可能です。

デメリットは需給バランスによる不安定な価格と、資材高騰などの生産コストの上昇です。

有機農法

有機農法を説明すると、

•化学的に合成された肥料や農薬は使わない!(国が有機農法と認めた農薬は使ってよい)

•遺伝子組み換え技術を利用しない!

•自然環境に配慮した農業をする!

基本はこの3つの理念ですが、国が定める有機農法の基準というのがありまして、その基準に従った農法でなければ、収穫した農作物に「有機〇〇」と名記することはできません。

化学合成された資材を使用しないので、環境に対して優しいです。

デメリットは労力コストがかかり、慣行農法と比較して取り組み農家も少なく、技術的にもまだまだ発展途上の農法です。

しかし、BLOF理論などを活用し、植物自体が健全になれば増収も期待でき、これからもっと栽培方法も確立されてくるでしょう。

世界的に2015年に国連総会で採択されたSDGS(持続可能なな開発目標)では、自然環境への配慮なども含まれています。

したがって、国もこれからは有機農法に向けての舵取りをするでしょう。

BLOF理論とは?

(株)ジャパンバイオファーム代表の小祝政明氏によって提唱された、有機農法です。

内容を分かりやすく説明すると、経験や感ばかりに頼るのではなく、適切なデータを元に栽培管理すれば、増収増益が見込めるという理論です。

例えば施肥設計などでは、まずは土壌成分を分析し、リービッヒの最小率に基づき不足している栄養成分を調べ、不足する栄養成分を補う事により、その他の栄養成分も相乗効果で活用されるようになり、減肥と増収を見込めるという理論です。(ミネラル先行窒素後追いの施肥管理)

リービッヒの最小率とは=植物の成長には、必要な物質の内、与えられた量が最も少ない物質に影響される。

参考資料

ジャパンバイオファームhttps://japanbiofarm.com/blof/blof-top.html

自然農法。

自然農法とは、無農薬、無肥料で植物本来が持つ力を利用して栽培する農法です。

自然農法でも、管理栽培派と放任栽培派にも分かれています。

経費があまりかからず、収穫された作物は、植物本来の持つ高い栄養分と味を堪能できます。

デメリットは、肥料と農薬を少しでも使用すれば、植物のバイオバランスが崩れ病害虫に負けてしまいます。

過去に使用した残留農薬や肥料が浄化されるまで数年間は収益が見込めません。

敵地適作の品種選定や種苗選定を慎重に考えて、水分管理は必須です。

最適な品種選定と水源確保、残留農薬や肥料が完全に浄化されれば、慣行農法に迫る収穫も可能との事です。

どちらかと言えば、水分ストレスをかける果樹より野菜の方が向いているのではないかな?と私は思います。

そして有機農法と自然農法には、独自の販売網の開拓という課題もあります。

国も有機農法や自然農法の拡大を目指すなら、自然環境への配慮などの目標だけを掲げるだけではなく、販売環境の整備などにも力を注ぎ、農家さんには栽培管理に専念してもらえるようにするべきです。

まとめ

現在日本で行われている農業には、慣行農法、有機農法、自然農法と大きく分けて3つの農法があります。

慣行農法とは今現在日本では主流とされている農法です。

主に増産増収を可能とし、有機肥料や化学合成肥料及び化学合成農薬を使い分け、現在日本の食料事情を支えている農法です。

気候による増減や、それに伴う需給バランスによる市況価格変動や物価変動による資材価格の変動などの不安定さがデメリットです。

それに比べて有機農法とは、国が定めた基準以外の化学合成された肥料や農薬を使用しない農法です。

メリットは土壌に蓄積及び土壌からの流出された、残留肥料や残留農薬を軽減させ、より安心安全な農作物を栽培し、有機〇〇と付加価値を付けて販売できます。

デメリットは、慣行農法と比べて除草対策や防虫対策など管理コストがかかり、栽培方法もまだ発展途上ですが、これからもっと必要性が見込まれます。

上記二つの農法に対しまして、自然農法とは農薬と肥料をまったく使用せずに、雨水や落葉や動物の死骸などの自然分解による自然の摂理だけの栄養分と、植物自体が持つ抵抗性を引き出して栽培する、自然環境や食べる人にも非常に優しいい農法です。

農作物自体に力があるので、肥料成分の吸収消化が良いので、ミネラルが多く味が濃厚です。

デメリットは農薬や肥料の残留成分が少しでもあると、病害虫に負けてしまいます。

敵地適作や種苗選定と水分管理を必須とし、水分管理ができない圃場や、近くに慣行農法や有機農法で栽培されている圃場があれば、(外部からの流入により)自然農法は非常に難しいです。

新たに圃場開拓するか、残留農薬及び肥料が完全に浄化されて安定栽培できると、慣行農法に近い収穫量も望めます。

最後に。

世界情勢による資材価格高騰やSDGSなどの自然環境への配慮、世界的人口増加に対応する食料の安定供給など、クリアしなければならない問題が今農業業界が直面しています。

私が考えるには、有機農法は国から定められた基準があり、自然農法は肥料や農薬を一切使用しないので、それぞれの農法を変えることはできません。

しかし、有機農法の技術を取り入れた慣行農法というのは可能で、今現在も取り入れている農家さん達も増えて来ています。

日本の風土は海外の農作物栽培地域と比較して、年間通して湿度が高く病害虫が繁殖しやすい条件にあります。

慣行農法と有機農法のお互いのメリットとデミメリットを補い合い、有機物の投入やミネラル主体の施肥計画で植物の生理機能を高め、化学農薬と有機栽培適合農薬による薬剤防除で病害虫による減産リスクを回避することで、食料を安定供給しつつ、環境にも配慮した農業ができるのてはないかと私は考えます。

それとは別に、そういった農作物より付加価値を付けて、高値ではあるがより健康思考でより環境に配慮した消費者向けに、有機農法や自然農法で栽培された農作物を、消費者が選択できるようになる仕組みがこれからの農業経営には必要でしょう。