みかんの執事

みかん執事のひとり言。

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農薬と無農薬

f:id:kriatenluciana:20230127121322j:imageみかんの執事です。

今回は農薬散布と無農薬への憧れです。

私たちみかん農家は、初夏から初秋にかけて農薬を散布します。f:id:kriatenluciana:20230127121826j:image

これは、みかん農家にとって一番の重労働です。(収穫も重労働ですが収穫する楽しさがあります。)

はっきり言って、誰もがやりたくない作業ですが、農薬散布をしないみかんは外観が悪く、商品価値がありません。ですから私たちみかん農家は重労働でも出荷基準をクリアする為に農薬散布に励むのです。(ゴマダラカミキリ虫やカイガラムシに寄生されると、みかんの木自体が枯れてしまいます。)

それに、害虫の農薬耐性などにより既存農薬から新薬への変更をすれば農薬の価格上昇が伴います。さらに、ウクライナ情勢などにより鉱物原料の輸入コストが高くなり、農薬全般の値段が上昇しています。

そこで私たちみかん農家は、経費と労力の削減と消費者様の事を考え、できる限りの減農薬に努めているのです。

農家の経費を圧迫しているのは農薬代です。ですから誰しも無農薬に対する憧れは抱いていますし、ジレンマを感じています。

実際、無農薬栽培に成功されている農家さんもいると思います。それまでの努力と失敗と労力は計り知れないものがあったでしょう、頭が下がります。

しかし、農薬を散布しているからと言っても防除基準がありまして、基準値以上の散布はできないのです。抜き打ちで残留農薬を調べていると言われています。

したがって、私たち農家は防除基準よりも減農薬に努めているので国産農産物を安心して食べてください。

今日は農薬と無農薬について語って見ました。ありがとうございました。🙏