みかんの執事

みかん執事のひとり言。

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生産特化か六次産業か

f:id:kriatenluciana:20230220180050p:imageみかんの執事です。

本日のタイトルですが、いままでの農業は生産特化の一次産業で、農家の所得向上を目的として、農林水産省が推奨しているのが、生産から加工、販売まで手掛ける六次産業化なのです。

私みかんの執事は生産特化の一次産業です。

販売面は、中買業者とJAです。自家販売は無人販売と友人達だけです。

最近、実家や後継者のいない親族の農地を引き継いだ若者が生産から販売までの六次産業化に取り組んでいて、成功している話をたまに耳にします。

若者が頑張っている様子は喜ばしいです。

ですが、私は六次産業化する気はさらさらないのです。

何故ならば、私はあくまでも1農家であり、毎年試行錯誤しながら、満足いくみかんを作りたいのです。(時には、風の音や小鳥の囀りを楽しみたい。)それに、六次産業化してしまえば、それはもう、農家ではなく会社になってしまうし、会社化して従業員を雇って規模を大きくしなければ仕事が回っていかないのです。

そして、規模が大きくなれば、自家栽培だけではみかんが足らなくなり、他の農家から買取しなければならないのです。それでは中買業者と何ら変わりません。

それと、やはり設備投資もしなければならなくて、JAや銀行から融資を受けなければ、よほどの資産家でなければ賄えない金額です。

私も二十代、三十代ならまだそうゆう野心を抱いて、六次産業化も目指したかもしれませんが、もう五十代をこえていますし、栽培する楽しさも味わってしまったのです。

農水省も、小型農家を淘汰し、海外の様な大型農場化する六次産業化などを推奨するのも良いですが、販売業者による中抜きパーセントを規制する法律とかを整備してほしいものです。

私はこれからも、生産特化で美味しいみかんを

追求しつつ、風や小鳥の声を楽しみながら精進していきたいです。

今日も最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。🙏