みかんの執事

みかん執事のひとり言。

※PR アフィリエイト広告を利用しています。

みかん苗木の植え方!(地植え編)

 

4月になり、気温の上昇と共に新芽が芽生え出し、私の農園も苗木の植え付けの季節になりました。

以前、仮植えしていたポット苗の移植を紹介いたしましたが、今回は苗木屋さんに注文していた素掘りの土付き苗木が届いたので、畑への植え付けを紹介してみます。

 

f:id:kriatenluciana:20230412120002j:image(苗木屋さんから購入した苗木はこのように土付きでビニールシートに覆われています。)

まず植穴を掘る。

あらかじめ掘っておいた植穴(土付き苗木の根より少し大きく。)にウッドエースという固形の豆炭型の肥料を数個入れ、直接根に触れないように、上から軽く土を被せます。(別に底部に固形の肥料を入れなくても良い。)f:id:kriatenluciana:20230412142437j:image

苗木を植える。

苗木の根を覆っているビニールシートを紐解き、土付きの苗木の根を植え穴に入れます。

植え穴を掘った土と、吸水ポリマーパウダー(夏の日照り対策で私は入れますが、マメに水やりできる環境であれば入れる必要はない。)をよく混ぜ込み、f:id:kriatenluciana:20230412144317j:image苗木の周りに埋め戻していきます。

(この際、半分埋め戻した時に一度水を入れるとよい。)

株元の接木部分の少し下まで土を被せたら、固く踏み固めます。(※みかん苗木は唐橘台木に芽接ぎしており、接木部分より上まで深植えすると地根が出てきて強勢になり、みかんの品質が低下するために、接木部分より少し下に浅植えします。)

f:id:kriatenluciana:20230412180034j:image
f:id:kriatenluciana:20230412180038j:image

芽を切り詰める。

次に、秋芽と夏芽の節の少し下を切り詰め、支柱を打ち込んで結束します。(別に芽を切り詰めない方法もありますが、出荷時に根を切り痛めている分、芽も切り詰めて毛細管現象の調整を整える意味と、切り詰めなければ亜種枝の位置が高くなり樹形が高くなります。)f:id:kriatenluciana:20230412185024j:image

お水を与える。

その後、たっぷりと水を与え苗木の植え付けは完了です。

植付け後の管理。

後日、ひと握りの有機合肥料を与えます。発酵鶏糞を株元にマルチリングする農家さんもいます。(しばらくして苗木が根付くまで、根焼け防止に化成肥料は控える。)

その後の管理は、水分管理や芽かきです。(赤ちゃんが母乳を飲んで成長するように、苗木は肥料よりも水分をたくさん必要とします。)

5月、6月、7月はゴマダラカミキリの薬剤防除をして下さい。(ゴマダラカミキリはみかんの大敵であり、幼虫に寄生されますと、瞬く間に枯らされてしまいます。)

 

最後に。

もっと丁寧な苗木の植え付け方法もありますが、一人農家の私は一人で同時に何十本かを植え付けなければならないので、出来るだけ簡略化しながら植える方法です。

また、「苗木の植え方!(植木鉢編)」も紹介しますので、よろしくお願いします。

今回も最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。🙏

ポチッとおしてね!にほんブログ村 花・園芸ブログ 柑橘類へ
にほんブログ村