前回に引き続き、みかん苗木の植え方!今回は(鉢植え編)です。
私は、老木などの改植を考えるとき、結果母子などがたくさん出ていて今年の収穫が見込めるような木は苗木を注文していても、その木の今年の改植は見送ります。
しかし来年度は必ず改植しますので、苗木の注文数を変更せずに、今年改植を見送った分の苗木は黒ポットや植木鉢などに植え付けて、1年間育苗します。
鉢植えで育苗するメリットは!
・今年収穫が見込める木を切らずに利益が得られ、来年の改植時に植え付ける苗木の成長は、今年植え付けた苗木と同じかそれ以上である。
・倉庫の裏で育苗するので、水分管理がしやすい。
・地植えの育苗と違い、掘り起こす手間が要らず、持ち運びしやすい。
・改植予定の木を伐採した時点でいつでも植え付けできる。
鉢植えで育苗するデメリットは!
・直接畑に植えれば、植え付けは1回で済むのに対し、植木鉢に育苗することによって植え付けが二度手間になる。
というぐらいで、私はあまり植木鉢にて育苗する事に対してデメリットは感じないのであります。
前置きはこのくらいにしときまして、私のみかん苗木の鉢植え方法を紹介いたします。
土の用意。
苗木屋さんから購入しました土付き苗木です。
黒ポットや植木鉢に入れる土は、ホームセンターで売られている元肥配合の培養土を使います。(植え付け用の培養土であれば何でもよい。)
まずは、培養土に対し5対1位の割合で赤玉土を混合します。(割合は自分流。)
まず植木鉢やポットの底部に5cm位培養土を敷き詰めます
苗木を植えてみる。
苗木を覆っているビニールシートを紐解き、長い根や太い根を切り詰めます。(切り詰める事によって、細い毛細根を出します。毛細根がたくさん出れば、苗木はよく成長します。)
根を整理したら、植木鉢やポットの中に立てます。
次に、根っこのまわりに培養土を入れていきます。
台木とみかんの幹の接ぎ目の下まで培養土を入れたら強く押し固めます。(みかんは深植えを嫌います!接ぎ目の上まで深植えすると地根がでてきて樹勢が強くなり、みかんの品質が低下します。)
植え付けたら、秋芽と夏芽の節の少し下で切り詰めます。
植え付けたら、たっぷりと水を与えてあげてください。
これで、みかん苗木の鉢植えは完了です。
植付け後の管理。
植え付けたあと、毎日の水やりと芽かきや薬剤防除などの管理が大切です。(家庭菜園の鉢植え栽培であれば、ホームセンターのエアゾール式の薬剤や霧吹き式の薬剤で散布するのがお手頃です。)
私は、次年度の地植えに向けての育苗目的で鉢植えするのですが、そのまま鉢植え栽培される方は1年後にみかん苗木が成長しているので、もう一回りか二回り大きい植木鉢かポットに植え替えて、土を入れてあげて下さい。
注意点。
あと、これは大事な事ですが、鉢植え栽培や育苗は地植えと違って土が少ないので、夏の暑さには非常に弱いです。半日日陰になるところなどに置き、マメに水やりをしてやってください。(私の場合、倉庫の裏は昼4時間くらいしか日があたらないので鉢植えにちょうどいい。)
以上が、私のみかん苗木の植え方!(鉢植え編)でした。
今回も最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。🙏
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