カカオハスクとは。
まず、カカオハスクとはどのような物なのか説明します。チョコレートの原料となるカカオ豆を焙煎した後カカオ豆を挽き割り、皮(ハスク)と胚芽(ジャーム)と胚乳(ニブ)に分類されます。その分類されたカカオ豆の胚乳(ニブ)だけがチョコレートやその他のカカオ食品に使われて、後の残りは廃棄されるか堆肥などの目的で利用されます。
カカオハスクの効果。
土壌改良材として、保水性と通気性があり根張りをよくし微生物の繁殖などが期待されています。
購入の経緯。
私の農園では毎年みかん苗木の植え付け後に保水性と根張りの効果を期待する目的で、ヤシの実の殻を粉砕したココピートを投入していましたが、昨年からココピートが入荷困難となり投入を諦めていた所へ、JAさんから代替品としてカカオハスクを勧められた事がきっかけで、ものは試しと思い予約注文しました。
いざ投入してみた!
一袋が結構大きいですが、見た目ほど重くはないです。
袋から取り出すと赤茶色の皮が入っていました。ほんのりココアの香りがします。
このように小木の周りに敷いてみました。
弱っている木の周辺にも敷いてみました。やはりほんのりココアの香りがします。
カカオハスクを投入した感想。
ココピートはキューブ状に圧縮し三分割されていたので山畑などに投入する際は持ち運びがしやすかったが、カカオハスクは大袋に入っているので労力がいりますが苗木や小木に投入すれば一袋でたくさんの小木に投入できます。そしてカカオ豆を加工する工程での副産物であるので値段が安いです。まだ効果のほどはわかりませんが以前不知火ポンカンを栽培されている農家さんが投入されていたのを見たことがあります。
最後に。
購入目的はココピートの代替品として苗木や小木の保水性と根張り促進を目的に購入しましたが、結構余ったので不知火ポンカン畑や弱ったみかんの木(毛細根の発育目的)にも投入してみました。私はほんのりココアの香りがするのが気に入りました。効果に関しては、これから一年通して観察いていきたいと思います。そして食品加工の段階で使われない部分を廃棄せずに堆肥として使用する循環型農業にも少しづつ取り組んでいかなければならない時代になってきていると思います。
今回も最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。🙏
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