みかんの執事

みかん執事のひとり言。

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油と健康:誤解を解く食事の真実

f:id:kriatenluciana:20230505190203j:image日頃の食生活の中で、油は欠かせません。食物自体に含まれていますし、調理をする工程でも必要不可欠です。その油の中でも動物性油脂と植物性油脂などに大きく分類されます。そして油分は現代社会では上手に接種しコントロールしなければ健康を害するという概念が定着しつつあります。その中でも一般的に動物性油脂=体に悪い!植物性油脂=体に良い!というイメージがあります。今回この脂質(油)と健康について私なりに感じた事を書き込んでみました。

 

動物性油脂とは?

まず動物性油脂とは、動物のお肉(牛や豚や鳥など他多数。)や牛乳やバターなどの乳製品に含まれている脂肪分で、飽和脂肪酸が多く含まれており、摂りすぎると血中コレステロール値(悪玉コレステロール)が高くなり、血管障害のリスクが高くなるといわれています。

植物性油脂とは?

植物性油脂とは、植物の種や実に含まれる脂肪分です。植物性油脂の中でも飽和脂肪酸が多く含まれている種類と不飽和脂肪酸が多く含まれている種類とがあります。不飽和脂肪酸は血中コレステロール値(悪玉コレステロール)を下げるといわれています。

どうして動物性油脂=体に悪いってなるの?

それは動物性油脂は飽和脂肪酸が多く含まれているとされいるからです。しかし、それはただのイメージにしかすぎません。実際に体に悪い脂肪酸飽和脂肪酸ではなくトランス脂肪酸なのです。

トランス脂肪酸とは?

トランス型不飽和脂肪酸とは構造中にトランス型の二重結合をもつ不飽和脂肪酸です。トランス脂肪酸は天然の動植物油脂に少しだけ存在しますが、水素を付加して硬化した部分硬化油を製造する過程で多く生成される。マーガリン、ファススプレッド、ショートニングはそうして生成された硬化油である。

トランス脂肪酸は体に悪いの?

トランス脂肪酸を多くとると、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増加し、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が減少することが示されています。トランス脂肪酸を多くとりつづけると、冠動脈性心疾患のリスクを高めることも示されています。

しかし、天然の動植物の油脂に含まれているトランス脂肪酸はごく僅かであり、水素を加えて人工的に硬化させた油脂が健康を害する可能性があるのです。

私の場合。

私は自分の食べ物は自分で料理しますが、使う油はごま油かバターです。理由は美味しくて、香りが良くて食欲をそそるからです。たまにバターに関しては否定的な意見も聞きますが、私は気にしません。そもそも食材自体が持つ油脂は体にとって良い面も悪い面も両方兼ね備えていますし、動植物自体にはさほど害はなく、動植物を加工するときに使われる添加物が体に悪いのです。実際に私自身焼肉(私は内臓系が好き)や猪鍋などを食べた翌日は肌ツヤも良く体から活力が感じられます。

結論。

動物性油脂も植物性油脂も動植物に含まれる天然の油脂は過度に摂りすぎなければ健康上問題はありませんが、人工的に作られた加工油脂はトランス脂肪酸を多く含み、健康を害するリスクが高くなります。

そして、イメージ的に植物性油脂=体に良い。動物性油脂=体に悪い。というのは誤りであって日本人に限っては動物性油脂をある程度摂っている人の方が摂らない人に比べて、血中コレステロール値(悪玉コレステロール)が低い傾向にあるという実験結果が発表されているらしいです。

最後に。

健康的な食生活を考えるには、やはり出来るだけ加工品は食べないで、天然の食材を天然(添加物の少ない)の調味料で味付けし、調理した料理をバランスよくいただく事です。そして何よりあまり健康面で神経質にならずにストレスの少ない生活こそ健康の秘訣ではないでしょうか?

今回も最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。🙏

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