またまた友人から私的には大変高価な猪肉をいただきました。
猪肉や他のジビエ肉などは、独特の匂いやクセといったものがあり、好き嫌いが分かれます。
私の友人や知人達は比較的猪肉が苦手な人が多く、狩猟や有害駆除で捕獲された猪をさばき、分配される時には必然的に私の分配が多くなります。(ありがとうございます。)
実は猪肉は非常に栄養価が高く体に良いのです。
そこで今回は猪肉について紹介してみたいと思います。
猪肉が身体に良い理由
肉
とりわけ赤身の部分には、ビタミンB群が多くその中でもビタミンB12などは豚肉の約3倍多いといわれています。その他にも鉄分やカルシウムが豊富に含まれています。
脂身
他の動物肉に比べて猪肉には脂身が多いように一見思われます。
しかし、脂身に見えるその多くがコラーゲンであり、残りの脂質も人体にとって非常に有益な脂質なのです。
動物性の脂は不健康なイメージで敬遠されがちですが、実は猪肉の脂身こそ人間にとって有効な成分が多いのです。
コラーゲンが多い
猪肉の脂身には非常に多くのコラーゲンが含まれます。とりわけコラーゲンの基となる必須アミノ酸であるスレオニンが多く含まれています。
脂肪は不飽和脂肪酸である。
人間の体内では生成する事が出来ずに外部からの摂取が必要とされる不飽和脂肪酸。
猪の脂はさらに人間の身体に良いとされる多角化不飽和脂肪酸が多く含まれています。
多角化不飽和脂肪酸には動脈硬化や血栓、老化の防止などの効果があるとされています。
食べると身体が温まる!
猪肉を食べると身体が温まります。とりわけ鍋料理にするとより身体が温まります。
理由は多角化不飽和脂肪酸が多く含まれているからです。多角化不飽和脂肪酸には血液中のコレステロールや中性脂肪を減少させ、血流を良くする効果があります。
猪肉を食べれば血流が良くなり、身体が温まるというわけです。
ヘルシーである。
牛肉や豚肉と比べてビタミンB群やカルシウムも多く、脂身のほとんどがコラーゲンなので、栄養価も高く高タンパク低脂肪で非常にヘルシーな食材であります。
薬効がある
猪油は「ぼたん油」として古くから利用されてきました。
キリ傷•スリ傷•あかぎれなどに効果があります。
よく身体によいとされる馬油よりも人体への浸透性が高くより効果的だと言われています。
保湿クリームや美容液としての利用もできます。
まとめ
野生動物であり、肉には独特の匂いやクセがあり、好き嫌いが非常に分かれます。
しかし、家畜として一般的に販売されている食肉よりは、はるかに栄養価が高くヘルシーなのであります。
その上、猪肉に含まれている上質な脂はコラーゲンが多く含まれ、人間の肌に対しては浸透性が良く、古くから傷の治療薬として利用されてきました。
ぼたん鍋や角煮などの煮込みにすれば炊き込むほどに美味しいですし、カレーや焼き肉など様々な料理にも活用できます。
クセのあるジビエ食材ではありますが、アク抜きやアク取りをしっかりする事が調理のポイントです。
興味がある方はぜひ猪肉を食べてみてはいかがでしょうか!
今回も最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。🙏